水素水を飲むことで得られるガンに関する効果効能-①予防編-
さて、今回は3回に渡って水素水が「ガン」に対してどのような効果・効能を発揮するのかをご紹介していこうと思います。ガンは「日本人の2人に1人がかかり、さらには3人に1人がガンにより亡くなる」と言われる程、私たち日本人にとってかなり密接に関わる重大な病気です。簡単に取り上げられる題材でないのは自明の理で、ましてや「水素水を飲むことで、ガンにならない!」もしくは「ガンが治る!」などと安易に言えるものではありません。
よって、今回は水素水がこの「ガン」に対しどのような作用を及ぼしうるものなのか、具体的には水素水を飲むことでどれだけガンを遠ざける効果が期待できるのか、さらにはガンにかかってしまった場合、ガンの治療にどれだけ貢献する存在なのかを丁寧に追っていければと考えております。第一回目の今回は、ガン予防に対する水素水の効果・効能について考えていきたいと思います。
ガンの予防に効果があるという科学的実証はまだされていない
まず結論から申し上げると、現時点で「水素水飲用がガンの発症を予防する」という科学的証明はなされておりません。したがって、水素水の飲用がガンの予防に効果があると公言することはできないということになります。それを前提とした上で、ガン予防における水素水の可能性を探っていきましょう。
活性酸素はがん細胞生成の要因の1つ
まずはガンが発症するメカニズムを確認していきたいと思います。
私たちの身体の中には、実に60兆個もの細胞によって構成されており、それらの細胞は常に分裂を繰り返しながら、古い細胞から新しい細胞へと新陳代謝が行われております。
しかし、外部から何がしかの作用を受けることで、この細胞分裂に異変が生じ、元の細胞とは異なる、異質の細胞が生成されてしまうことがあるのです。これがガン発症のきっかけになります。この異変細胞の生成は、誰の体の中でも起こっている現象なのですが、身体が健康な状態であればそれらは除去・修復されるようになっております。ですが、身体が弱っておりその浄化作用がきちんと働かない場合、結果、悪性腫瘍へと変化しガンが発症してしまうのです。
すなわち、このメカニズムからガンの発症リスクをさげるために私たちができることとして
- 異質細胞の生成のきっかけになる外部作用を減らすこと
- 異質細胞が生成された際に、その浄化作用がきちんと働くよう健康な身体を維持すること
これら2つのことがあげられます。
1.異常細胞の生成のきっかけになる外部作用の一つが活性酸素
まず1.異質細胞の生成のきっかけになる外部作用を減らすですが、この外部作用の1つとして活性酸素が挙げられています。もうご存知のとおり、活性酸素を除去するのが水素水です。したがって、水素水を飲むことで活性酸素による異常細胞の生成から成るガン発症のリスク低下へ効果を発揮することができるのではないかと考えることができます。
2.活性酸素を除去することで身体を健康な状態に保つ
もうひとつ、2.異質細胞が生成された際に、その浄化作用がきちんと働くよう健康な身体を維持するについてですが、他の記事でもお伝えしているように、水素水を飲み細胞内の活性酸素を除去することは、身体の健全化への大いなる手助けになります。よって、健康な状態を維持するのを助けるという観点において、ガン予防への効果につながると考えることができます。
水素水飲用ががん予防に貢献できること
以上のように、2つの観点から水素水がガン予防に効果をもたらす可能性があることが考えられるといえます。ですが、最近の研究で、ガン発症の要素として最も多くを占めるのは運、つまり、どんなに健康に気遣ったところでガンになってしまう可能性は誰にでもあるという結果が報告されています。したがって、全てのガン発症のリスク低下に対し、水素水が及ぼす効果・効能はほんの微々たるものかもしれません。ですが、現状でできることを実施するのが予防であり、その観点から水素水飲用はガン予防に貢献できるものと考えられるのではないでしょうか?次回は、「ガンの進行」に及ぼす効果・効能について考えて生きたいと思います。