テレビ・雑誌が伝えない!水素水の本当の効果・効能と水素水の嘘

昨今、水素水の効果・効能がさまざまなメディアで取り上げられています。水素水には身体の老化を防止する優れた機能がある一方、メディアでは紹介されない嘘や誤解が存在するのも事実です。このサイトでは水素水の美容・健康効果について、検証作業や関連する論文の紹介を通して客観的・科学的観点から水素水の「真実」に迫まります。

水素水を使ったリウマチ治療における効果・効能について

f:id:rainysunnyjp:20160509110055j:plain

 リウマチは、免疫異常によって起こる疾患のひとつです。調査結果によると、国内には慢性リウカチ患者が70万人いるといわれております。リウマチは手足・関節の腫れ、痛みに始まり、進行すると全身の骨や軟骨が崩壊、関節が動かなくなる慢性炎症性疾患です。リウマチ発症の原因は未だ解明されておりませんが、悪玉活性酸素のヒドロキシルラジカルがその原因の1つと考えられております。水素水が活性酸素を除去することから、水素水を使ったリウマチ治療の臨床試験が既に実施・検証され、その結果が報告されております。本日はその内容をご紹介していきましょう。

高濃度水素含有水がリウマチ患者の症状を改善

 この検証は、2012年福岡の原土井病院で実施されました。水素水がリウマチ関節炎患者の酸化ストレスを軽減することにより、リウマチ関節炎に対する従来の治療法の「補充療法」になるとの仮説のもと、20人のリウマチ関節炎患者に対して4~5ppmの高濃度水素水を530ml/日を4週間与えました。それから4週間の洗浄期間を置き、さらに4週間同じように水素水投与を行いました。
 その結果、発症初期(12か月以内)の5人の患者では明らかな改善が認められ、そのうちの4人においては、なんと試験終了時において完全に症状が無くなったという結果が報告されております。水素がリウマチ症状を改善させるメカニズムを検証したところ、活性酸素の除去だけでなく、免疫機構への作用さらには炎症の改善効果が確認されました。
一般的に、水素水は活性酸素の除去に効果を発揮、それによりさまざまな疾患の症状を緩和するとの見解がなされてまいりましたが、この観察により、免疫機構への直接作用があることが実証されたのです。

Consumption of water containing a high concentration of molecular hydrogen reduces oxidative stress and disease activity in patients with rheumatoid arthritis: an open-label pilot study.

リウマチの関節は、好中球が生成する活性酸素によって生じる

 なぜ、リウマチ患者は関節炎症を引き起こしてしまうのでしょうか?それはリウマチ患者の血中に含まれる好中球の量に起因すると考えられております。 好中球は白血球の一種ですが、リウマチ患者は血中内におけるこの好中球の量が一般の人よりも多いことが報告されております。この好中球は体内に侵入してきたウイルスや最近を活性酸素を発生させることで退治します。すなわち、本来は身体を防衛するための機能が、好中球が血中に過剰に含まれるために活性酸素を多く生成し、結果、それにより炎症を引き起こす、これがリウマチ患者に炎症が起きるメカニズムなのです。
では、なぜ関節に炎症が生じるのでしょうか?

関節内の滑液には活性酸素を除去しにくい

 実は、関節内には関節をスムーズに動かすために「滑液」という液が含まれているのですが、この滑液の中には活性酸素を除去する機能、もしくは除去するための物質がほとんど含まれていないのです。よって、滑液内における活性酸素の量が増えやすく、結果増加した活性酸素によって炎症が引き起こされる。これがリウマチ患者の関節に炎症が生じやすいメカニズムになります。

日常生活の中に活性酸素を除去する仕組みを取り入れることが大事

 以上、水素水を使ったリウマチ治療における臨床試験の結果、さらにはリウマチ患者の関節炎症を引き起こされるメカニズムについてご紹介しました。リウマチ治療には活性酸素を除去することが重要であり、そのためには日常生活の中に活性酸素を除去する「仕組み」を導入することが重要であるということができるでしょう。そう考えると、私たちにとって最も身近でかつ口に含む割合の多い「飲み水」に活性酸素を除去する機能を有する水素水を取り入れるという選択はとても有意義であるといえるのではないかと考えられます。