うつ病に対する水素水飲用による効果・効能について

f:id:rainysunnyjp:20160509102605j:plain

　GWも終わり、憂鬱な気分で仕事に復帰されている方もたくさんいらっしゃるこの時期。実は、5月は1年の中で最もうつ病が発症しやすい月といわれています。「五月病」なんて言葉があるように、4月に新たな新年のスタートを切った人が、理想と現実のギャップから少しずつモチベーションが下がり、やる気が底をついてしまうのがちょうどこの時期なのでしょう。そこで、本日はうつ病に関する水素水の効果・効能についてご紹介していきましょう。

うつ病の原因の一つはミトコンドリアの機能不全

　今現在（2016年）水素水を使ってのうつ病治療の検証実験は実施されておりません。ですが、うつ病の発症メカニズムと水素水の機能から、理論的に水素水が精神疾患の治療において有効に作用する可能性があると考えることができます。
　まず、うつ病の発症メカニズムですが、実はうつ病の一種である「躁うつ病」がミトコンドリアの機能障害によるものであることが過去の臨床試験によって実証されております。

Takaoki Kasahara*, Atsushi Takata*, Tomoaki Kato*, Mie Kubota-Sakashita, Tomoyo Sawada, Akiyoshi Kakita, Hiroaki Mizukami, Daita Kaneda, Keiya Ozawa, Tadafumi Kato (*co-first authors), "Depression-like Episodes in Mice Harboring mtDNA Deletions in Paraventricular Thalamus", Molecular Psychiatry, doi:10.1038/MP.2015.1562006年理化学研究所（理研）脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チーム

　ミトコンドリアは、全ての細胞の中に含まれている器官ですが、このミトコンドリアが機能不全になると、細胞内の神経伝達機能が低下、それにより躁うつ病発症リスクが高まるといわれています。
　ミトコンドリアはもともと、活性酸素により酸化ストレスにさらされやすい器官です。さらに、精神疾患を患っている方は、体内において活性酸素を除去する機能が低下する傾向があるため、活性酸素が大量発生、それによりミトコンドリアが酸化ストレスにさらされ、さらに症状の発声リスクが高まるという負のスパイラルが生じやすくなってしまっているのです。

　水素水には、活性酸素を除去、さらにはミトコンドリアの機能を活性化させる作用があることがこれまでに実証されております。よって、水素水を飲むことで精神疾患における負のスパイラルに歯止めをかけることができるのでないかと理屈上考えることができる訳です。