テレビ・雑誌が伝えない!水素水の本当の効果・効能と水素水の嘘

昨今、水素水の効果・効能がさまざまなメディアで取り上げられています。水素水には身体の老化を防止する優れた機能がある一方、メディアでは紹介されない嘘や誤解が存在するのも事実です。このサイトでは水素水の美容・健康効果について、検証作業や関連する論文の紹介を通して客観的・科学的観点から水素水の「真実」に迫まります。

水素水を飲むことが、歯周病予防に効果を発揮?

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 ほとんどの方が「歯周病」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?歯周病は、日本人の30歳以上の約80%がかかっていると言われている歯の疾患であるのと同時に、歯を失う最たる原因であると言われています。この歯周病は、年を重ねるごとにそのリスクが増加します。今回はそんな現代病の一つである歯周病の予防に水素水が効果・効能を発揮するのかについて述べていこうと思います。

歯周病が起こるメカニズム

 水素水の歯周病予防への効果・効能を考える上で、まずは歯周病が生じるメカニズムについて確認していきましょう。歯周病は歯に歯垢(プラーク)が付着することによって発生します。口内には約300~500にのぼる細菌が潜んでおり、磨き残しなどにより残った歯垢の中には、なんとこの細菌が数億個も含まれるといわれます。この細菌が歯茎の炎症を引き起こし、最終的には骨まで侵食し、最終的には骨を溶かしてしまいます。これが歯周病のメカニズムになります。

歯周病の進行に活性酸素が関係していた?

 実は、歯茎の炎症は割と頻繁に口の中で起こる現象です。皆さんも経験があるのではないでしょうか?それでも、この歯周病が骨の侵食までに至らないのは、免疫がそれを阻止してくれているからであり、若いうちはこの免疫力が十分にあるため、この段階で歯周病の進行を止めることが可能です。ですが、年を重ね免疫力が下がってくると、この進行が止められず、結果、第2段階である「骨への侵食」が生じてしまうのです。そして、この歯周病の進行を助長させる原因の一つが活性酸素なのです。

 活性水素といえば、水素水ですね。すなわち、水素水を飲み、この活性酸素を除去することで、この歯周病の進行に歯止め(!)をかけることができるのです。

水素水の歯周病予防に関する論文

 この歯周病予防については、科学的実証が既になされております。その実証実験を行い、論文を発表したのが岡山大学歯学部の森田学教授です。森田教授は2012年9月、ラットを使った実験によって水素水の摂取が歯周病予防に効果・効能を発揮することを実証しました。その内容は欧州歯周病専門雑誌「Journal of Clinical Periodontology」にも掲載されました。以下は、その研究内容と結果になります。

研究内容

歯周病のラットを2群に分け、1群に蒸留水を、もう1群に水素水を摂取させる

結果
  • 蒸留水を与えたラット(A群)…時間経過とともに血液中の活性酸素の濃度が上昇
  • 水素水を与えたラット(B群)…血中の活性酸素増加を抑制、さらにA群に比べて歯周病の進行が抑制

 このように、水素水を飲むことは歯周病予防に効果・効能を発揮することが科学的に実証されています。歯の健康は身体の健康に直結するとも言われております。最近、歯茎の腫れが気になる方、一度水素水をお試しになられたらいかがでしょうか?