テレビ・雑誌が伝えない!水素水の本当の効果・効能と水素水の嘘

昨今、水素水の効果・効能がさまざまなメディアで取り上げられています。水素水には身体の老化を防止する優れた機能がある一方、メディアでは紹介されない嘘や誤解が存在するのも事実です。このサイトでは水素水の美容・健康効果について、検証作業や関連する論文の紹介を通して客観的・科学的観点から水素水の「真実」に迫まります。

水素水の「アトピー」に対する効果・効能

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 アトピーって、赤ちゃんや小さいお子さんが苦しめられる疾患のイメージがありますよね。それは、一説によると大人になると治る傾向があるからとのこと。でも、大人の方でもアトピーに悩んでいる方、いらっしゃいますよね。そこで本日は、アトピーに効果があるといわれる水素水が本当に有意に作用するのかを調査したものをまとめてみようと思います。
お子さんのアトピーに悩むお母さんお父さん、そして大人アトピーに悩む方、是非、参考にしていただければと思います。

アトピーが生じるメカニズムから水素水の効果効能について考える

 まずは、アトピーが起こるメカニズムを確認してみましょう。一言で言うと、アトピーは「アレルギーの一種」なんですよね。外から身体の中に進入してきた異物に対して、免疫機能が「過剰」に反応を起し、結果アトピー特有の皮膚の炎症やかゆみが発症してしまうんですね。

 そして、厄介なのがその工程において活性酸素が発生してしまうということ。その活性酸素に対し免疫機能が反応し、さらに炎症を起こしてしまうんですね。つまり炎症→活性酸素発生→炎症・・のスパイラルがアトピー症状のメカニズムのようです。すなわち、アトピーの症状を改善するには、活性酸素を除去する必要があるようです。活性酸素の除去といえば、、もちろん水素水ですね。したがって、アトピー症状の原因が活性酸素であるとのことから、水素水はアトピー治療への効果が期待できるといえるでしょう。

「飲む」だけでなく、患部に塗ることで炎症が緩和されるという報告も

 アトピー治療のために水素水を導入している方の中には、飲むだけでなく患部に塗ることで炎症を緩和させることができているとの声もあがっているようです。もちろん、飲むことで全身の活性酸素の発生を抑え、それにより免疫機能の過剰作用発生の抑制が期待できますが、一方、直接患部に塗ることで、炎症により生じる活性酸素を除去し、さらなる炎症の発症、活性酸素発生⇔炎症発症のスパイラルを歯止めする効果が期待できるわけですね。

 このように、水素水は身体の内側と外側の両方からのアプローチが期待できることからも、アトピー治療においてはかなり相性がいいと考えられるようです。

水素水のアトピー治療に関する論文

 最後に、マウスを使った研究で「水素水がアトピー治療に有効である」との結果が報告されている論文をご紹介させていただきます。中には、研究機関がマウスではなく実際アトピー患者の治療に水素水を導入した結果が報告されてる論文もあるようです。以降見つけたら、このブログの中で紹介させていただきますね。

 

学術雑誌名:Biol.Pharm.Bull.37(9)1480-1485(2014)

表題 Positive effects of hydrogen-water on 2,4-Dinitrochrlorobenzene-induced Atopic Dermatitis in NC/Nga Mice

(水素水2,4-Dinitrochrlorobenzeneで誘導したマウスのアトピー性皮膚炎に有効である)
著者 Yang-Suk Yoon et al.(Yonsei Univ. Korea)

概要
電気分解で作成した高濃度水素水(1.5 ppm)の飲水投与により精製水を対照として2,4-Dinitrochrlorobenzeneで誘発したNC/Ngaマウスのアトピー性皮膚炎に対する効果を検討した。この水素水は抗酸化作用を示すとともに免疫系に作用し、Th2系サイトカインやIL-5、TNF-α、IL-6等のアトピー関連サイトカインを低下せしめ臨床的症状も改善した。精製水投与群とは有意なさが認められた。水素水はアトピー性皮膚炎の治療に有用であることが示唆された。