「水素水は専用の保存容器やアルミパウチに入れれば水素が抜けない」は嘘!
水素水のデメリットとしてあげられるのが、水素がすぐに抜けてしまうこと。質量が軽く、溶解しやすい水素イオンは、実際のところ簡単に抜けてしまう。そこで販売されているのが、水素水専用の保存容器(フィットネスジムで多くの人が使用している青色のボトル)やアルミパウチ。専用ということは、きちんと密封がされ水素が抜けないというイメージをもたれている方も多いのでは?
ですが、実はこれら水素水専用の容器を使用すれば水素を保存しておけるというのは嘘なんです。
専用容器やアルミパウチを利用しても水素は抜けてしまう
結論から言ってしまうと、専用容器やアルミパウチを利用したところで水素は抜けてしまうのです。では、このことを実証した検証作業の工程をお伝えしましょう。
◆使用したもの
まず、実験に使用したものは酸化還元電位が約-500の水素水と以下の4種類の専用容器とアルミパウチです。
- A社の専用容器
- B社の専用容器
- C社の専用容器
- D社のアルミパウチ
◆実験1
上記4つの容器に水素水を「半分」いれ、24時間経過後に容器内の水素水の水素濃度を図りました。その結果、全ての容器内の水素が約半分に減少していた(酸化還元電位が-250前後まで下がっていた)のです。
つまり、専用の容器を使ったところで、1日経過してしまうと水素水の量は半分ほどに減少してしまうのです。では、専門容器を購入しても意味がないのでしょうか?
水素が抜けないようにするには、容器内の空気を抜くことが大事
実は、この検証作業には続きがあるのです。先ほどの実験1では水素水を容器の半分までしか入れておりませんでしたが、この水素水を容器一杯に満たした状態で同じことを行ったのです。これを実験2とします。
すると、実験1で半減してしまっていた容器内の水素が、実験2ではほとんど失われることなく、実験前の状態を維持することができていた(酸化還元電位が約-500のままの状態を維持していた)のです。実は、重要なのは水素水が空気に触れているかどうか?だったのです。
以上の実験より、水素水野中の水素を維持するには、専門容器やアルミパウチをただ使用するだけではなく、きちんと空気を抜くことが重要であることがわかりました。したがって、水素を専用容器やアルミパウチに入れて持ち歩く場合は、
- 水素水を容器一杯にいれ、一旦栓を開けたら、一気に飲むようにする。
- 水素水を入れた後、空気を抜くことができる機能を有する専用容器を使う
このどちらかを採用する必要があるようです。一般的には、栓を開けた後、その容器内の水素水を一気飲みするのは難しいですよね。ですので、もし水素水を持ち歩く場合は、空気を抜くことができる専用容器を購入することを検討されることをお勧めします。