テレビ・雑誌が伝えない!水素水の本当の効果・効能と水素水の嘘

昨今、水素水の効果・効能がさまざまなメディアで取り上げられています。水素水には身体の老化を防止する優れた機能がある一方、メディアでは紹介されない嘘や誤解が存在するのも事実です。このサイトでは水素水の美容・健康効果について、検証作業や関連する論文の紹介を通して客観的・科学的観点から水素水の「真実」に迫まります。

水素水が便秘に効果・効能があるとされる「2つの理由」とは?

便秘における水素水の効果・効能の科学的実証はまだされていないのが実情

水素水サーバーや水素水を販売している企業がよく、「水素水を飲むと、便秘に効果・効能がある」と暗に打ち出していますよね(もちろん、薬事法の都合、おおっぴらには言いませんが)。ですが、実は「水素水が便秘に効く」ということは、まだ科学的に実証されていないのです。ですが、水素水を飲んでいる人の声を聞くと、実際に便秘が改善されたとの声も挙がっているようです。そこで本日は、便秘が起こる原因、便秘のメカニズムと水素水の機能から、水素水が一部で便秘に効果を発揮している理由について考えて生きたいと思います。

便秘の原因を考える

まずは、便秘が起こる原因とメカニズムをご紹介していきましょう。便秘が起こる原因は大きく分けて以下の4つに分けられます。

  1. 食事量・食物繊維の不足
  2. 筋力の不足
  3. 水分の不足
  4. 睡眠不足・ストレスから来る自律神経の乱れ

まず、1.食事量・食物繊維の不足から。食事量が少ないと、そもそも「便」として排出されるものが足りないが故、便秘になります。また、同じく便を作るのに必要な食物繊維の量が足りないと、こちらも便秘の原因になります。
2.筋力の不足については、老化や運動不足により腹筋が衰えることで、腸の蠕動運動を補助する力が弱くなってしまい、それにより食べたものが大腸に長く停滞、そこで水分が過剰に吸収され、結果便が固くなり排出されにんくくなってしまいます。
3.水分の不足については、さきほど紹介したとおり、水分の摂取量が少ないと、便に含まれる水分量が足りず便が固くなってしまい、結果、排出が困難になり便秘の原因になってしまいます。
最後に4.睡眠不足・ストレスから来る自律神経の乱れですが、睡眠不足やストレスにより自律神経が乱れると、自律神経が過剰に活性してしまいます。腸の蠕動運動は副交感神経が優位の際に活発になるので、自律神経が乱れ、長期間に渡り交感神経が優位になってしまうと、結果、便秘を引き起こしてしまいます。

考えられる2つの理由

 以上の原因のうち、水素水を飲むことで解消されると考えられるものは3.水分の不足と4.睡眠不足・ストレスから来る自律神経の乱れです。
 3についてはそのまま、水素水を飲むことで水分が得られ、結果、スムーズに排出されるに足る水分を便が得られることで便秘が解消されるということですね。そうなると、そもそも水素水でなくてもよいのでは?と考えてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、身体にいい水素水だからこそ、積極的に飲もうとする心理作用もあながち侮れない要素なのかも知れません。
 そして、注目すべきが4ですね。先ほども申し上げたとおり、自律神経が乱れると交感神経が活発に作用するようになります。交感神経というと、「神経が高ぶっている状態」つまり「意識的なもの」として捉えられがちですが、交感神経の過剰活性は無意識下、さらには細胞の一つ一つの中でも生じる現象なのです。すなわち、細胞の一つ一つの中で交感神経が過剰活性してしまっているのです。
 ストレスを受けた細胞は、そこで活性酸素が大量に発生することで交感神経を過剰活性させます。水素水は、この活性酸素を除去する効果があるので、水素水を飲むことで細胞内の活性酸素が除去され、それにより副交感神経が優位になり、結果、蠕動運動が活性され、便秘が解消されるわけです。これが水素水が4を原因とする便秘を解消するメカニズムになります。

 以上のように便秘に及ぼす効果として、理路整然とした仮説が立てられている水素水。科学的実証がなされてはいないものの、便秘でお悩みの方は一度試してみる価値がありそうですね。

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