テレビ・雑誌が伝えない!水素水の本当の効果・効能と水素水の嘘

昨今、水素水の効果・効能がさまざまなメディアで取り上げられています。水素水には身体の老化を防止する優れた機能がある一方、メディアでは紹介されない嘘や誤解が存在するのも事実です。このサイトでは水素水の美容・健康効果について、検証作業や関連する論文の紹介を通して客観的・科学的観点から水素水の「真実」に迫まります。

ビタミンC・Eと水素イオン、どちらの抗酸化作用が優れているのか?

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 このブログでもご紹介しておりますとおり、水素水は体内の活性酸素を除去する「抗酸化作用」効果でもって、昨今注目されています。ですが「抗酸化作用」といえば、ビタミンCやビタミンEについてもその効果がよく知られています。では、水素水を飲むことと、ビタミンC・Eを摂取すること、どちらがより「抗酸化作用」効果が期待できるのでしょうか?本日は水素水の中に含まれる水素イオンとビタミンが活性酸素を除去するメカニズムやそれぞれの特性から、各々が活性酸素にどのように作用するのか、そしてどちらのほうがより抗酸化における優れた効果・効能を発揮するのかについて言及していきたいと思います。

水素イオンが活性酸素を除去するメカニズム

 まずは、水素イオンが活性酸素を除去するメカニズムについて確認していきましょう。水は分子式で表すとH2Oとなります。これは水の分子が2つの水素原子と1つの酸素原子から構成されていることを表しております。つまり、水はH2O分子が集まったものと定義することができます。水素水というのは、このH2O分子の集合体の中に、水素分子を分解・生成された水素イオンH+が含まれた状態の水ということになります。この水素イオン(H+)は悪玉活性酸素ヒドロキシラジカル(・OH)と結びつき、結果、水となって体外に排出されます。これが水素水の中に含まれる水素イオンが抗酸化の効果・効能を発揮するメカニズムになります。

ビタミンが活性酸素を除去するメカニズム

 一方、ビタミンCやEの分子内には「フェノール構造」と呼ばれる構造があり、悪玉活性酸素ヒドロキシラジカル(・OH)と出くわした際、その中の水素イオン(H+)、もしくは電子(ー)を差し出すことで化学反応が生じさせ、酸化物質を無害化させるものとされています。

 ですが、その条件によってどちらが差し出されるかについては現在研究中とのことで、ビタミンの活性酸素除去メカニズムは完全に解明されていないというのが、現在の研究状況であるということです。

水素イオンが持つもう一つの利点

 このように、ビタミンにおける活性酸素除去工程が解明されていないが故、どちらの酸化作用のほうが優れているのかを現住するのはまだ難しいというのが本当のところであるようです。

 ですが、水素イオンにはビタミン内のフェノール構造にはない優れた特徴があります。それが体積の小ささ故の浸透力の高さです。中学校の授業で習った原子表でも一番最初に表記される水素原子は、あらゆる原子の中で最も体積が小さい原子です。水素イオンはその水素原子から電子が一つとれた状態のものであり、その小ささ故、身体中の細かな細胞膜の中にも浸透し、その中で活性酸素を除去する効果が期待されています。

 ビタミンC・Eと水素イオン、それぞれの抗酸化作用の強さを比較するには、さらにそのメカニズムが解明される必要があることが分かりましたが、その浸透率の高さという別の観点からも、水素水は優れた抗酸化食品であるということができるのではないでしょうか?