水素水を飲むことで得られる糖尿病における効果・効能とは?
厚生労働省の報告によると、昨今、糖尿病患者は700万人強もいるといわれており、これは日本人の約12人に1人が糖尿病である計算になります。現在は糖尿病の治療がだいぶ進んでおりますが、それでも糖尿病になってしまうと食事をはじめ生活のあらゆる点において制約が強いられます。そんな糖尿病ですが、最近、これまでの食事療法・運動療法・薬物療法の主な治療法に加えて水素水を使った治療が注目されており、糖尿病対策のために水素水を飲む人が増えているようです。
そこで本日は水素水の糖尿病における効果・効能についてお話して以降と思います。
糖尿病のメカニズム
まずは糖尿病のメカニズムを確認していきましょう。私たちが普段、食事を通し摂取する糖分は、その量がそのまま身体に取り込まれるわけではありません。実はすい臓の中のベータ細胞と呼ばれる細胞が分泌するインスリンが血糖値を下げているのです。糖尿病はこのインスリンの分泌量が減少することで血糖値が高いまま身体に取り込まれてしまうことにより起こる疾患なのです。
水素水を飲むことでベータ細胞が活性
このすい臓で生成されるベータ細胞ですが、実は酸化ストレスに弱いという特性を持っており、それにより活性酸素から多大な影響を受けてしまうのです。そこで水素水を飲むことでこの活性酸素が除去され、それによりベータ細胞へかかる酸化ストレスを緩和し、機能低下を防ぐことができるのです。
臨床試験において、糖尿病予備軍6人のうち4人の症状が改善
水素水飲用における臨床試験の結果は既に報告されており、糖尿病患者と糖尿病予備軍の方に水素水を飲んでもらったところ、被験者のインスリン分泌量が増加し、血糖値が改善下との報告がなされております。そのうち、予備軍6人においては実に4人が完治をしたとの報告がなされております。
Supplementation of hydrogen-rich water improves lipid and glucose metabolism in patients with type 2 diabetes or impaired glucose tolerance. Nutr Res. 2008 Mar;28(3):137-43.
さらなる糖尿病治療への寄与に期待
冒頭でも申し上げたとおり、現在、糖尿病の主な治療法は食事療法になり、水素水の摂取による治療はあくまで治療補助の域を出ていないのが実情です。ですが、今後さらに研究が進むことで水素水が糖尿病の主な治療法に取って代わる日が来るかもしれません。さらなる糖尿病治療への寄与に期待がされています。